[ヴィンテージ]Martin / 1949年製 0-15

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ノンスキャロップド・ブレーシングのオールマホガニーボディに19フレット仕様のハカランダ指板&ブリッジを持つ1949年製0-15。

1935年にメイプル材やバーチ材が使用されていた最初期の0-15の生産記録が残っていますが、1939年から1940年頃にかけて一般的に販売開始された0-15は14フレットジョイントの0(シングルオー)サイズのオールマホガニーボディにハカランホガニーネック&ハカランダ指板のスペックを持ち、1961年まで生産されたモデルとなります。

こちらの個体はブラジリアンローズウッドを使用したレクタンギュラ―ブリッジにロングサドル、スティールTバートラスロッド、ノンスキャロップブレーシングが採用された1945年頃以降のスペックを持つ1949年製となり、バインディングやインレイ等の装飾を廃したシンプルなスタイルの当時では廉価版モデルとなりますが、オールマホガニーボディによるカラッと乾いた軽やかさと中域に特化した温かみのある太いサウンドから気軽に爪弾くスモールギターとしてだけではなく、レコーディングやステージでの使用でも存在感を発揮する素晴らしい鳴りの1本。

70年以上の歳月を経たヴィンテージギターですが、消耗品を交換しながら大切に弾かれてきたことが窺え、ナット、フレットは交換され、ネックジョイント分の接着修正も見られるためネック角も適正な状態が保たれており、現状での弦高は6弦:約2.5mm、1弦:約1.8mmと低めのセッティングかつブリッジサドルの高さも十分に残っているため今後の弦高調整も行いやすく、また弾き手を選ばない適度な厚みのソフトVシェイプネックと1mm以上残っているフレットによりストレスのない弾き心地となっています。

またペグはMrtinロゴ入りのオープンバックタイプへ交換され、その他ブリッジピン等含め消耗品はすべて交換され、木部に関してはサウンドホール下1弦側のピックガード脇に所謂マーチンクラックがあり、裏から割れ止めパッチ補強のリペアが施されており、ブリッジプレートも交換されていますがその他ボディ部の割れは見られず、トップの波打ちや歪みもほとんどない良い状態をキープしています。

ネックもチューニング後でも大きな反りはなく安定している状態ですので、マーチンのスモールボディによるヴィンテージマホガニーサウンドを堪能できるコンディション、サウンドともにおすすめの1本です。


シリアルナンバー:112821
重量:1.47kg
ネック幅:ナット:42.87mm  5フレット:48.60mm  12フレット:54.13mm
ネック厚:1フレット:20.77mm  5フレット:23.08mm  10フレット:25.27mm
付属品:ノンオリジナルハードケース
セットアップ時使用弦:D'Addario EJ16 (Phosphor Bronze 0.012-0.053)
中古保証:1年