[ヴィンテージ]GUILD / 1965年製 F-212 Sunburst

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ホーボーケン工場生産のジャンボボディ、マホガニーサイド&バックの12弦モデル、1965年製F-212サンバーストフィニッシュ。

1952年に設立され、多くの名曲や名演を生み出してきた3大アメリカンアコースティックギターブランドの一つと称されるギルドのニュージャージー州ホーボーケン工場期の12弦モデルとなり、スプルーストップ、マホガニーサイド&バックの16インチジャンボシェイプボディに、25 1/2ロングスケールのローズウッド指板&マホガニーネックで約48mmのナット幅を持つワイドネックのスペックを持ちます。

12弦と言えばギルドをイメージする方も多く、ポールサイモン、ジョンデンバーやジミヘンドリックス等印象的なシーンでギルドの12弦モデルは使用されてきており、また1970年2月にニューヨークの"Manny's Music"でジミヘンドリックスがF-212を購入した資料が残っており、当時のミュージックシーンにおけるギルドの12弦モデルの人気を伺うことができます。

ピックガード下に1か所、ブリッジ下3か所にクラックがあり、ピックガード下は裏から割れ止めパッチ補強も行い、ブリッジ下3か所は表面のみのクラックのため接着剤の浸透処理によりしっかりと補強されています。

また、弦高調整のためブリッジサドルは数回交換されており、ケース内に以前使用されていたサドルが2個残っていますが、現状の弦高は12フレットで6弦:約2.8mm、1弦:約2.0mmと弾き易い高さでセットアップされています。

トラスロッドはダブルトラスロッドタイプとなり、1弦側、6弦側ともにかなり締め込まれていますがまだ余裕はありネックの状態も良好で、フレットはオリジナルの細いタイプ且つ過去にすり合わせ処理も行われているため、残りは約5割程度と低めですが、ネック、フレットともに良い状態を保っています。

厚みは適度ながら幅広なネックのため握り心地による好みは分かれるかもしれませんが、その分ワイドに広がるマホガニーボディらしい軽やかさとどっしりとしたローミッドのバランスが良く、ギルドらしいパワフルで明瞭なサウンドは12弦モデルでより強調され、多くのギタリストを虜にした黄金期のサウンドを堪能できます。

しっかりと弾かれてきた個体のためサウンドホール周りのピック傷やネック裏や脇の塗装剥がれ等無数の傷や経年変化によるウェザーチェックが見られますが、入荷後全体調整を行い、セットアップを行っていますので安心してご使用いただける1本です。


シリアルナンバー:AN-216
重量:2.15kg
ネック幅:ナット:47.98mm  5フレット:53.34mm  12フレット:57.88mm
ネック厚:1フレット:23.38mm  5フレット:23.99mm  10フレット:24.91mm
付属品:ノンオリジナルハードケース、ブリッジサドル x2
セットアップ時使用弦:D'Addario EJ36 80/20 Bronze Wound (0.010-0.047)
中古保証:1年