[ヴィンテージ]Tokai / 1981年製 ES150R-SB

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DiMarzio PAF & カシューフィニッシュが採用されたES ROCK MODELの上位機種となる1981年製ES-150R。

ES(エレクトリックスパニッシュ)シリーズとして登場した東海楽器のセミアコモデルで、ロック向きなES ROCKとジャズ向きなES JAZZの2モデルを展開し、グレードは100と150の2機種がラインナップされていました。

本機はそのES ROCK MODELの上記機種となるES-150Rとなり、ES-100Rと比べてハイグレードの3プライメイプルのボディウッドと、同様のハイグレード・ハードウェア、ESシリーズの中では唯一となり、LSシリーズのLS100以上のモデルで採用されていたDiMarzio PAFの当時オプション扱いであったピックアップカバー付き仕様、さらに受注生産となるLSシリーズの最上位機種LS200と同様のカシューフィニッシュと1950年代後半から1960年代中期頃までのES-335の再現をベースにしながらも東海楽器拘りのオリジナリティも感じられる希少なジャパンヴィンテージのESモデルです。

状態は年式から考えると非常に良く、ナット、フレットもオリジナルですが、入荷後ローポジション部のみフレット浮き修正と最小限のすり合わせを行い、フレット残りも7割以上あるため当時の弾き心地そのままでストレスなくご使用いただけます。
また、トラスロッドも両方向に余裕があり、ネックの状態も良好です。

当時のTokaiで見られるヘッドトップのロゴ回りに若干の塗装浮きやハードウェアのくすみ、全体的に細かい傷はありますが、塗装が剥がれるほどの傷はボディトップ1弦側カッタウェイのバインディング部と、ボディバックエンドピン側のバインディングに数か所塗装剥がれが見られる程度で、またネックジョイント部には経年変化による塗装クラックがありますが木部は問題なく、カシュー塗装の美しい質感もしっかりと残っており上位モデルの拘りスペックと製法を実感できる良いコンディションと言えます。

ネックはナット幅が40.73mmと42〜43mm前後のレギュラーサイズよりも少し狭く、厚みはハイポジションへ行くに従って太くなる1960年台中期頃を再現したようなシェイプと言え、手の小さい方にも馴染みやすいグリップ感です。

サウンドはセミアコらしいエアー感とトーカイのシャープな生鳴りが見事に融合しており、適度な出力のDiMarzio PAFと相まってメローなフロントとタイトながらも奥行き感のあるリアのバランスが良く、世界的に評価の高い東海楽器の黄金期と言える時代の希少な1本です。


シリアルナンバー:1012997
重量:3.81kg
ピックアップ:DiMarzio PAF x 2
ピックアップ直流抵抗値:フロント:7.70kΩ  リア:7.69kΩ
ネック幅:ナット:40.73mm  5フレット:45.70mm  12フレット:50.89mm
ネック厚:1フレット:22.53mm  5フレット:23.76mm  12フレット:26.28mm
付属品:ノンオリジナルハードケース、ケースキー
セットアップ時使用弦:D'Addario EXL-110 (0.010-0.046)
中古保証:1年