[ヴィンテージ]Ibanez / 1982年製 TS9 JRC4558D #197445

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TS9の最高峰と言えるJRC4558Dをオペアンプに使用したブラックラベルの1982年製初期型TS9。

今では様々なエフェクターの説明で「TS系」という表記ができるほど、オーバードライブ/ブースターの代表機種の一つとなっているアイバニーズ・チューブスクリーマー。

1979年に初号機となるTS808が発売され1980年代前半に登場したスティーヴィー・レイ・ヴォーンがTS808、TS9を使用し、極上のストラトトーンで奏でるブルースによって世界的に評価が高まり、その後のSRVフォロワーによる様々なアンプ、ギターとの組み合わせによるチューブスクリーマーによるサウンドとともにオーバードライブペダルの一つのジャンルを作り上げたシリーズモデルです。

TS808を含めTS9においてもサウンドの要となるオペアンプには様々な種類が使用されていますが、その中でも最も人気が高くチューブスクリーマーで多くの方がイメージするトーンとなるのが本機でも使用されている「JRC4558D」であり、適度なきめ細かさと高音の艶やかさ、フェンダー系の良さを引き出す独特なミッドレンジが特徴の極上サウンドを作り出します。


こちらの個体は1から始まるブラックラベルのシリアルナンバーに、1982年製のJRC 4558Dオペアンプ、2SK30AのFET、1980年初期の電解コンデンサー等が使用されたJRC 4558D搭載の個体でも初期型のタイプと言える1982年製となります。

かなり使用されてきたことが伺える風格のあるルックスで、裏蓋用のネジが3本交換されており、またバッテリースナップのビニールカバーに破れも見られますが、通常使用においては問題なく、ガリやスイッチ動作不良もない使用におけるコンディションは良好です。

同時期の他個体と比べると重心が僅かに低く、巻弦のザラツキはしっかりと表現しながらも奥行き感と柔らかさが顕著な個体と言え、TONEを3時以降に上げ単体で歪ませた場合にもタイト過ぎない低音から柔らかさのある高音までのバランスが良く、タイトなトーンの個体を求める方ではなく深みのあるファットトーンを目指す方におすすめの1台です。


シリアルナンバー:197445
付属品:なし
中古保証:3か月