[ヴィンテージ]Gibson / 1968年製 ES-335TD Cherry

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この年式では珍しい貴重なハカランダ指板の1968年製ES-335TDのチェリー・フィニッシュ。

14度ヘッドストックアングル、ナローネック、クロームメッキカバーのステッカードナンバードPAFピックアップ&ワイヤー付きのパテントナンバー入りABR-1ブリッジ、ブランコテイルピース、ウィッチハットノブが特徴となる1968年製ES-335TD。

カラーはチェリーフィニッシュとなり、ジャック、コントロール回り、カッタウェイ部分等塗装のダメージと全体的にウェザーチェックが見られ、ネック裏も弾き込んだことにより塗装剥げが見られますが、消耗品以外のオリジナル度が高く、しっかりと弾き込まれた抜群の鳴りを堪能できます。

ナット、フレットは当店にて交換を行い、フレットは幅2.54mm、高さ1.30mmとオリジナルに近いフレット幅でもう少し高さのあるJescar 5110を使用、ナットは牛骨でセットアップを行い、かなり低めの弦高でも使用できるプレイヤビリティーの高いヴィンテージES-335に仕上がっています。
また、1弦側ハイポジションのバインディング脇、ネックヒールジョイント部に僅かな隙間が見られたためオリジナルの塗装に影響の出ない範囲で補修を行っております。

ナット幅は約39.7mmと標準的なナローネックで厚みもそこまでないすっきりとしたネックシェイプとなり、握り込んだ際のフィット感と高さのあるフレットによりチョーキング、ヴィブラートや運指において現代的な弾き心地でご使用いただけます。

オレンジラベルが剥がれて欠品となっており、ピックアップはリアのみ一度別のピックアップに交換されその際にリアのエスカッションも交換されたと思われますが、ピックアップは当店入荷後にオリジナルへと戻してあります。

ピックアップの抵抗値はフロント:7.21kΩ、リア:7.50kΩとバランスが良く、この年代のES-335らしいメローなトーンですが、ハカランダ指板の影響かアタックがしっかりと出てダイナミクスレンジが広く、ボリューム、トーンを絞ってソフトに弾くスタイルからハードなロックトーンまで幅広い音色を手元でコントロールできる個体と言えます。

全体に入った無数の打痕や貫禄のあるウェザーチェック、ネック裏には塗装剥げと1弦側3フレット部の深い打痕がありますが、弾き込まれた抜群の鳴りとハカランダ指板による優れたレスポンスとメリハリのあるトーンを持ち、プレイヤビリティーも高い個体ですので主要パーツのオリジナル度とサウンド重視派プレイヤーにおすすめしたい1本です。

ナット、フレット、リアエスカッション交換。
1弦側ハイポジションバインディング下、ネックヒールジョイント部隙間補修。


シリアルナンバー:953046
ポットデイト:1376737
重量:3.61kg
ピックアップ直流抵抗値:フロント:7.21kΩ  リア:7.50kΩ
ネック幅:ナット:39.76mm  5フレット:44.77mm  12フレット:50.14mm
ネック厚:1フレット:20.27mm  5フレット:21.88mm  12フレット:25.62mm
付属品:ノンオリジナルハードケース
セットアップ時使用弦:D'Addario EXL-110 (0.010-0.046)
中古保証:1年